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May 25, 2006

明日の記憶

Kioku昨夜は「明日の記憶」という映画を見てきた。
この映画は、第18回山本周五郎賞を受賞した荻原浩氏の作品を原作に、『トリック』の堤幸彦監督が映画化。
若年性アルツハイマー病に侵された男と、それを支える妻との夫婦の情愛を中心に描かれている。
自身も病を持つ渡辺謙が、原作を読んで映画化に向けてのエグゼクティブプロデューサーを務めただけあって、若年性アルツハイマー病に罹患した男を見事に演じている。
カミさんが、介護福祉士というソチラ関係の仕事をしている関係で、「見に行かない?」と誘われたため出かけた訳だが、平日の夜という条件による空席の目立つ館内というものをを想像していたにもかかわらず、案に相違してかなりの混雑状態に驚く。
観客は映画のテーマが身近に迫る中高年のみならず、若いカップルも見受けられる。さすがに、金髪・装飾品チャラチャラのキャハハ系は見受けられなかった。
映画は、若年性アルツハイマー病の自覚症状から導入されるのだが、これは私自身にも思い当たる部分が多分にあり「ドキッ」とさせられる。物語は、男がその病を受容するあたりから本題となるのだが、ここらあたりからすこしばかり綺麗に描かれ過ぎ、という感も否めない。病を受容した夫婦は「出来るだけのことをしよう」と生活をしていくのだが、病の夫も支える妻も現実にはもっと激しい葛藤や、もっとどろどろした現実があるのだと思う。
夫婦の情愛を描く・・・というテーマなら、充分成功した映画といえようが、若年性アルツハイマー病の啓蒙や、若年ゆえの社会的な羞恥という問題を提起したいのならもう少し掘り下げるべきだろう。
どちらにせよ、久しぶりに涙をにじませながら映画を見たと同時に、夫婦という物について、その良さを再認識した・・・かな。


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