« X-MEN ファイナル デシジョン | Main | ピーチバス »

September 12, 2006

人材派遣国家

今朝の朝刊一面に「看護師・介護士をフィリピンから受け入れ」という記事が掲載されていました。
記事の大まかな内容は、政府はフィリピンとの間で、看護師・介護士の受け入れを含む経済連携協定(EPA)を9日に締結し、それにより看護師などの受け入れが始まる見通しということです。
協定の項目に労働市場の一部開放を盛り込むのは初めてということですが、実は今をさかのぼる10年以上前に、フィリピンの人々のホスピタリティーあふれる人間性に着目し、本邦の医療福祉分野に「人材派遣」して欲しいと訴えた人が居るんですね。
それが深田祐介氏。 氏の著した「最新東洋事情 1995年版」に”フィリピンは「高齢化社会」の救世主か”と表題がつけられた一文があります。
文中に、フィリピン人の国民性として「他人に対して徹底的に親切だし、年長者に対して、敬愛の気持ちが強い」と紹介されていると同時に、日本国内の「寝たきり老人」をフィリピンに「輸出」すると老人は幸せになれるという論さえ展開されています。
いわく、フィリピンには敬老の精神が残っていて「毎日が敬老の日」みたいなものであるから・・・と、実例を挙げて書かれています。
その著作から10年たった現在も、身に付いた国民性は変貌を遂げることなく、”陽気”で”協調性"に富み"契約をよく守る”フィリピン人は、各分野で好まれているようです。

日本では核家族化の結果、老人と生活を共にするということが激減し、敬老の精神どころか、老人を疎ましく思う人間が増える傾向が顕著で、別の報告によれば「老人と生活をしない子供たちは、子供の思考のまま大人になる」とさえ言われています。
医療の現場で、看護師を見てみると、最近は看護師の高学歴化が進み、確かに皆さん頭がいい。 とくにここしばらく続いている不況に対し、それに強い職種として看護師を選ぶ若い人たちも多いようで、またまた頭のいい子達が看護師の道に進む傾向があるようです。
ところが、看護大学などでは一通りのホスピタリティーについては授業として開講しているわけですが、言ってみれば「机上のホスピタリティー」なわけですね。 小さな頃から身に付いた、いまや国民性ともいわれるホスピタリティーを身につけているフィリピン人看護師とは、比べるべくもないと思われます。まして、 押しなべてフィリピン人看護師の皆さんは高学歴なようですので、そちらでも見劣りする可能性さえあります。

来春から受け入れ開始とのことですので、楽しみですね。
これが、全体のレベルアップにつながれば最高の結果が出そうです。

|

« X-MEN ファイナル デシジョン | Main | ピーチバス »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/80725/11865290

Listed below are links to weblogs that reference 人材派遣国家:

« X-MEN ファイナル デシジョン | Main | ピーチバス »