« やったゾ、麻也! | Main | 散歩の途中で »

November 04, 2008

ICHI

江戸時代、瞽女(ごぜ)という生活手段として三味線を片手に各地を巡り、独特の節回しを持つ「瞽女唄(ごぜうた)」を唄う盲目の女性達がいた。
杖を頼りに、街道を歩き日本全国を回ったという。
特に、娯楽の少ない豪雪地方では、明治から昭和初期まで瞽女が存在し、その唄は伝統芸能の域にまで達したという。
物語は、幼少期から瞽女として育てられ、三味線や唄を習得すると同時に、逆手一文字という剣術を父から伝承された女、ICHIのラブストーリーといっても良いかもしれない。
そう、昭和の映画史を語る上で外せない映画、座頭市の女性版だ。
座頭市は、知らぬ間にコカインがパンツの中に入っていたオッサンのはまり役ではあるが、実はその映画見たことない。
それがなぜ今回は・・・といえば、当然ながら主演が綾瀬はるかだからとしか言いようがない。

L7040001

共演は大沢たかお、中村獅童、窪塚洋介など。
大沢たかおは、心にトラウマを持ち真剣が抜けない剣豪を演じる。
いつもながらのいい人の役で、導入部のコミカルな演技も良かったけど、どっぷり悪役というのも見てみたい。
中村獅童は悪役しかできないし、いろいろ(竹内結子との一件など)もあって、大嫌いだから語らない。
窪塚洋介もそれほど興味ない。
こう書くと、やっぱり綾瀬はるかを見に行っただけなんだなと思うのだ。
なんていってもあのキュッとした口角やあごのライン、好きだなぁ。
かわいいけど、色っぽい。
多分、今回の映画では殺陣の練習なんか大変だったんだろうなぁ〜と考えながら見ていると、愛おしくなってしまう。
そんなオッサンの戯れ言は置いといても、けっこう楽しめる映画だと思う。
キチンと話のツジツマはあっている(当たり前だけど、これがいい加減な映画も多い)し、頭から疑問符の出る場面もない。
あと、映画とは直接関係ないけど、エンドロールとともに流れる音楽、これがよかった。
sunminという歌手が歌っているらしいけど、久しぶりにエンドロール最後まで見たな。
というわけで、可もなく不可もなくという映画だったけど、カミさんは泣いていたな。
「どこでそんなに泣けるの」と聞いたら「けっこう最初から」って答えられたけど、オレ的には泣ける場面などなかったので、オレよりもカミさんの方が「いい映画度」の高い作品かも?

蛇足ながら、この映画の題名「その女、座頭市 ICHI」っていうんだけど、そもそも座頭市ってのは例のパンツのオッサンが主演の映画で、「座頭」というのは江戸時代の盲人男性に与えられた役職なワケ、その「座頭」と務める「市」さんの物語だからそれはそれでいいけど、正確に言えば今回は「瞽女市(ごぜいち)」になるんだけどなぁ〜。

|

« やったゾ、麻也! | Main | 散歩の途中で »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/80725/43003983

Listed below are links to weblogs that reference ICHI:

« やったゾ、麻也! | Main | 散歩の途中で »