« July 2010 | Main | September 2010 »

August 29, 2010

J1第21節 名古屋vs.京都 名古屋グランパス 首位ダニ

152722208

18節の浦和戦、試合終了直後のアナウンスで首位を奪い取ったコトを知って以来、グランパスは首位を堅守。
J1の首位に立つと敗れるという「負の連鎖」もなんのその、(予想を裏切り)奪取から快走へと移行し、さらに独走という盤石の首位モードを見届けるために瑞穂スタジアムに向かった。

試合開始のおよそ3時間前にスタジアムに到着したが、直近の駐車場は満車。やむなく別の駐車場に車を止め、スタジアムの前に並ぶ入場を待つ人々の列に加わった。そんなことからもグランパスの好調を裏付けることができる。いつものゴール裏右寄りに席を確保し、試合開始を待つ。開始30分前にはゴール裏はもちろん満席。その他の指定席もほぼ埋まり、徐々に暮れる黄昏とともにゲームは始まった。

試合開始直後からグランパスのペースで試合は進む。
ホームのゴール裏からの観戦では、グランパスのフリーキックやコーナーキックの連続も対面のゴールに向かうことになり、まるで長良川の鵜飼い見物のようでもどかしい。まさか後半に至っても対面のアウェイゴールを中心に試合が進むことになろうとは、その時には予想すらしないほどの出足の良さだった。
そんなペースに乗った中、玉田が左サイドから切り込み中村直志へのクロスを出す。直志のシュートは相手DFに阻まれるものの、こぼれ球を曲芸さながらのバイシクルシュートで捕らえたのは金崎夢生だ。
前半の中盤という時間帯に先制し1-0、前節のガンバ大阪戦に続く快勝が期待される。
ケネディーのヘディングシュートがポストに弾かれたり、玉田が決定機を逃したりする場面もあり不運と言われるかも知れないが、その不運を幸運に力ずくで差し替えてしまう力強さが今後の課題なのかも知れない。もし前半の好機にもう1点を追加できていたならまったく別の展開になったことも充分考えられるからだ。
その後も攻撃の手をゆるめないのが常勝と言われるチームであるべきなのだが、攻撃しつつもだんだんと1点を守る意識が働くのか、DFラインでのパス回しが目立ってきた。時間を上手く使うことも大切であるが、手負いの相手には強固な守備より突き放すだけの点差のほうが必要なのではと思う。
と言うわけで、前半は尻すぼみ感のある攻撃で、なんとか最小点差で折り返し後半に繋いだ。

後半は、攻めに転じる京都を堅守で封じ込める展開。
もちろん完全にシャットアウトすることは難しく、危ない場面が続出するが、その中で刮目されたのがフィールド中盤を縦横無尽に走り回る中村直志と、ドリブルで切り込んでくる相手の後ろから襲いかかり攻撃を寸断してしまうダニルソンの活躍だ。特にダニルソンは翌日の監督談話にも有るように二人半分の活躍。見ていると素晴らしい瞬発力で後方からドリブラーに追いつき身体を寄せボールを奪う。まるで空中で獲物を襲う猛禽類のようだ。相手FWが止まっているように見えるというと大袈裟かも知れないが、そんな印象すら与えてくれる。
どちらにせよ、この試合もそして今後も続く首位争奪戦もこの二人の力は欠かせない。
そして、スターティングメンバーもサブメンバーもそれぞれ自分の持つ力が発揮できたときには、首位快走から首位独走に紙面のタイトルが変わるだろう。
そんな紙面を早くみたいものだ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 15, 2010

J1第18節 名古屋vs.浦和 名古屋グランパス 首位奪取

Dsc00848

ワールドカップによる中断後、負け知らず(4勝1分)の名古屋グランパス。
J1リーグ戦の対戦もひとまわりし、後半戦初戦となる浦和レッズとのJ1第18節が豊田スタジアムで開催された。
事前の情報では、わずかな前売りを残したほぼ満員のスタジアムで浦和レッズを迎えるという、波に乗る名古屋グランパスとしては格好の舞台が用意された。

今回は、生まれて初めてのサッカー観戦という職場の同僚2家族を同伴しての観戦で、なんとしても名古屋グランパスの快勝を見せてあげたかった。
初めのうちは、チャント(選手へのコール)が沸き上がるたびに、身体を「ビクッ!」とさせ驚いていた子供たちも慣れるにつれ見よう見まねでチャントにあわせ拍手をしたり飛び上がったりして楽しんでくれたようで一安心。

Dsc00853

試合の前半は、最近不調の浦和レッズらしからぬ攻撃に遭い田中達也をフリーにする場面が多く見受けられ、エジミウソンやポンテと連携をとられ何度か危ない場面も。
その都度、守護神の楢崎の好セーブで凌ぐというここ最近の名古屋グランパスの戦い方。
ある程度守備が安定しているチーム事情なのでひとまず安心して観戦できたが、お約束の増川がズッコケル場面には蒸し暑さとは違う汗が背中を伝う。

スコアレスで前半を終了。

後半開始後まもなく右サイドを上がったマギヌンが珍しく右足でクロスを上げると、そのクロスボールが突然消えたかのように見えるほどの勢いで、直前のセットプレーで前線に残っていた闘莉王が飛び込みゴール。試合開始前に浦和サポーターから怒濤のブーイングを浴びせられた男がブーイングを黙らせる豪快弾だ。
その後、浦和の宇賀神に右足で強烈なミドルシュートを叩き込まれ同点に追いつかれるものの、後半攻勢が続く名古屋グランパスは、ブルザノビッチにかえて小川を投入。
小川の投入により、引き気味でボールを受ける役割をしていた玉田が前線近くで動けるようになり、ケネディーと絡んだ攻撃ができるようになった。
そしてケネディーが放ったシュートをキーパーが弾くのを見逃さずに玉田がゴール。
その直後にポストの役割を果たすケネディーと玉田との間で絶妙のスルーパスが通り余裕のゴールを玉田が決める。

Dsc00857

残り時間から見て勝利の確率はかなり高くなってきたが攻撃の手は緩まないが、この試合ゴールを決めていないケネディーにゴールをプレゼントしようと感じるような動きが随所に見られ、そのケネディーが何度かの好機にゴールをゲットできぬまま試合終了。
試合後の場内アナウンスが「名古屋グランパス、首位に立ちました」とサポーターにグッドニュースを与えてくれる。その瞬間、サポーター達はコブシを突き上げる。感激の瞬間。

Dsc00868

試合を終えサポーターへの挨拶に向かう選手達も嬉しさを爆発させている。
阿部にペットボトルの水を浴びせる闘莉王、それを笑いつつ後ろから見ているブルザノビッチ。
三都主のユニフォームの襟首を後ろから引っ張る楢崎とその後ろを跳ねつつ参加したそうな杉本。
みんなものすごく嬉しそう。
整列しての挨拶も、いつもなら勝利の日といえど頭を下げる程度なのだが、喜怒哀楽をあまり表さない楢崎が率先してジャンプをしコブシを突き上げる。

Dsc00872

名古屋サポーターに勝利の挨拶をすませた選手の列からふたりの選手がアウェイ側に走る姿が見える。
背番号4と38だ。

Dsc00881

闘莉王と三都主のふたりが、古巣のサポーター達に頭を下げ挨拶をする。
てっきり闘莉王コールなり三都主コールが帰ってくるものと思っていたのだが、そこで帰って来たのは意に反しブーイングとわずかな拍手、そして怒濤の浦和コール。
いろいろな紆余曲折や誤解はあったのだろうが、過去の応援を感謝し礼を伝える選手に対する対応としては哀しいものがある。
逆に闘莉王と三都主は、浦和サポの呪縛から解放され、名実ともに名古屋の闘莉王と三都主になった日になったと考えたい。


| | Comments (4) | TrackBack (1)

« July 2010 | Main | September 2010 »